興人フィルム&ケミカルズ株式会社

投資時期： 2021年 8月
アプローチ： カーブアウト
ファンド： AG3号シリーズ
ステータス： Exit済

投資の経緯

興人フィルム&ケミカルズは、主に食品包装用途、リチウムイオン電池向け用途等のプラスティックフィルムの製造販売を行う、当該業界の主要プレイヤーです。アスパラントグループは、親会社（当時）である三菱商事の事業カーブアウトニーズを受け、旧親会社からの独立化/収益力強化による持続的な成長をテーマに、投資させていただきました。

投資後の取組

＜インフラ整備＞

• 計数管理体制構築
• 会議体の設計/運営

＜合理化＞

• 経営資源の再配分（製品収益性分析に基づくセールスミックスの改善）
• 生産性改善－コスト削減（内製化促進による外注費削減、販管費品目ごとの見直しによる削減）
• 価格戦略（コスト変動に対応した適切な価格設定）

＜成長支援＞

• 研究開発/設備投資－研究開発（環境負荷の低い原材料の新製品開発）

Exit

2024年、日本と中国を中心とするアジアでの知見とネットワークを活用し、投資先企業の海外事業の発展を支援し、企業価値向上を目指す日中合弁ファンドであるジャパン－チャイナ・キャピタル・パートナーズ株式会社（以下、「JCCP」）より、興人フィルム＆ケミカルズの食品向け事業の安定した収益力及びアジアにおける電池分野でのビジネス拡大のポテンシャルをご評価いただき、JCCPへの株式譲渡に至りました。