太田 匠
大学卒業後、2018年よりEY新日本有限責任監査法人にて主に卸売業・製造業の国内企業を対象に会計監査に従事し、2021年アスパラントグループ入社。
- 公認会計士
アスパラントグループを選んだ理由
私は、監査法人で社会人生活をスタートさせました。
その中で、監査という確立した手法で会社の外から数字を見るところから、運営する立場で事業に関与し、会社に貢献したいという想いを抱くようになったことが転職を考えたきっかけです。私の実家は、菓子店を営んでおり人生の歩み方として、「自分の責任で、事業を営んでいきたい」という想いがあったと思います。
当初の転職先の候補は、会社の大きな変化点に携わることができる投資銀行やFASが有力でしたが、当時から既にその先のキャリアとしてPEファンドに関心がありました。PEファンドは当事者として投資先企業の事業に携わり、会社の改善に貢献できる仕事だと考えていたからです。転職エージェントに相談したところ「金融のテクニカルな手法で利益を出すというより、現場に入り、投資先企業の役職員の方と一緒に泥臭く、事業を改善していくPEファンドがあるよ。」と紹介され、それがAGでした。元々PEファンドは、数字を把握し、戦略を策定するが、現場のオペレーションまでは自ら関与せず、投資先の役職員の方にお任せするイメージがありましたが、複数のAG社員に会う中で、自ら現場に入り込み、投資先役職員の方と連携をしながら、自ら大きな責任をもって事業運営に参画し、会社に貢献することができると実感し、入社を決意しました。
仕事内容
投資先企業に常駐して、公認会計士のバックグランドが生きる立場で、主に財務、経理、経営企画に携わっています。投資先に入った直後は、数字をタイムリーに把握できる体制を整備するところから着手しました。
そして現在は、予算の進捗状況を数字を使って投資先メンバーの皆様と確認し、予算達成のために何が必要か?のアイディアを出したり、議論を推進したり等、経営会議運営のサポートも行っています。
また、投資先企業の現場に足を運ぶこと、役職員の方々とのコミュニケーションは非常に重要だと思っています。例えば、製造業においては、各製造ラインの現場に足を運び、従業員の方と雑談を交えながら、相互理解に努め、作業進捗状況や機械の稼働状況・在庫の状況など、自分の目で確かめています。大事なことは、データ上の数字を見るだけでなく、算出される数字と現場の状況をリンクさせることで、実態を深く理解し、実効性の高い改善を推進することだと思います。
仕事のやりがい
自分で分析したり、投資先の役職員の方々から話をお聞きしたりすることで、会社・事業の理解を深めながら、何か改善できるところはないかと試行錯誤し、自分の提案が、全社的な事業改善活動の起爆剤となったときは嬉しく思います。そして投資先の役職員の方々と一体となって、チームプレーで地道な改善を積み重ね、時間をかけてその成果が数字に表れた時は非常にやりがいを感じる瞬間です。
また、自分の仕事に担当部署や業務範囲という概念はなく、会社の改善のために必要だと考えたことにはすべて取り組むことができます。そのため、この仕事に携わってから自分のバックグランドに縛られることなく、事業の改善のために何ができるかと広い視野で考えるようになりました。会社の利益だけではなく、役職員の方々が働きやすい環境を整備していくことも非常に重要だと考えているため、就業規則の整備など労務まわりの業務にも携わりました。
様々な改善を進めていくうちに、会社の雰囲気も変わり、風通しが良くなってきたと感じられると、この仕事に携わることができてよかったと実感します。
当然、何かを実行するには責任を伴いますが、兼ねてからの希望である、「自分の責任で、事業を運営する」という醍醐味を実感できる機会が多く、仕事が楽しくて仕方ありません。両親からも「若くして、大きな経験を積むことができているね」と言われました。
投資先企業の事業運営に、自ら大きな責任をもってより深く携わり、投資先に貢献することができるのは、当社の事業支援担当の特徴のひとつだと思います。
今後のキャリアビジョン
いつかは社長を任せていただけるような実力を身に着けたいと思っています。加えて、私が関与した投資先において、AGのご支援が完了した後も、「太田のおかげで会社が良くなった」と言っていただけるよう誰よりも努力したいと思っています。そのためには、投資先の役職員の皆様や様々なステークホルダーを大切にし、正々堂々と正しいやり方で利益を稼ぐ経営を実践したいと思っています。
また、今の経験を活かして投資部門の仕事も経験したいと思っています。今の投資先企業に入り実感したことは、事業を0から築き上げる難しさ、その事業が持続的に利益を創出する仕組みとなっていることに対するオーナー様への尊敬の念です。だからこそ、投資先で、様々な課題を乗り越え、事業改善能力を磨いた実績を基に、オーナー様へ安心して会社を任せていただけるよう提案する、投資担当を経験したいと思っています。
求職者に一言お願いします。
会社の事業運営の当事者として、経営に対して責任を負いつつ、ど真ん中で事業に携わりたい方、自分で変化を起こし周りの変化にも対応できる方、型にはまらず、投資先の役職員の方々と打ち解け一体となって事業に携わり、投資先の発展に貢献していきたいと思っている方が、AGのカルチャーにはフィットすると思いますし、私も一緒に仕事をしたいと思います。
投資先に常駐すると、様々な課題に直面し、自分のこれまでのやり方が一切通用しないケースがあります。そのような時には、これまでの自分の経験/やり方を一度リセットして、現場で一から謙虚に話を聞いて情報を収集し、その課題について向き合い、自分で能動的に行動を起こすことが求められます。しかし、AGには、サポートしていただける先輩、同僚がたくさんいて、助け合いの精神で仲間が積極的に協力してくれます。
投資先の事業をより良くするため、泥臭く、一緒になって汗をかける方と働くことができることを楽しみにしています。